HSさんへ・・会長のひとりごと

Sさん、三段位に認定され、おめでとうございました。
三段位の認定となりますと、初二段とはそば粉の量はもちろん違い、そば粉の種類も微妙に異なり難しくなります。
また、何より審査員の目が格段と厳しく、したがって合格率も低いようです。その中で、大変優秀な成績で認定されたことは、ご本人の努力の賜物と、心からお祝い申し上げます。

さて、認定会当日ですが、きっと一人で心細くしていると勝手に思い込み、日光そば祭りも開催されていることだし、晩秋の日光に行ってみようと応援に行った次第です。ところが予想に反しSさんは、すっかり認定会を楽しんでおられるご様子、それもそのはず、お隣には美人の奥様がしっかりとサポートされており、結局はおじゃま虫でした。しかも空気が読めない私たちは後ろにしっかと座り、無言の圧力をかけたようです。全く背後霊ですね。でもSさんはそれも見事に振り払い、集中して「好いそば打ち」をなさいました。面識のない隣の方も褒めていらっしゃいました。私たちはとても嬉しくなり、すっかりお友達気分で蕎麦談義をしました。「包丁切り」の特訓は十分成果があったと推測いたします。

只、いくつか「えっ!」という所作をされ、ヒヤヒヤしたりもしました。これは私たちの指導不足と思われ、反省するところです。皆、これからも上位段を目指すことでしょうし、細かな所作や基本を改めて研鑽しようと来年の目標がひとつ決まりました。

平成27年12月2日
日本橋そばの会
会長 横田節子

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