「そばがないよ~。打ってください」「は~い」こんなやり取りを四六時中聞きながらひたすらそばを打ち続けた4日間でした。

6月16日~19日代々木公園イベント広場で開催された第一回大江戸和宴は週末天気にも恵まれ大盛況、今回は若い人ばかりでなく団塊の世代らしきカップルも多く見うけられました。
そばと日本酒の組み合わせの「和の宴」は広い世代に受け入れられたようです。

さて、私はそば打ち担当。
お手伝いをさせていただいた店は新潟県新発田市からの出店「一寿の会」。韃靼そばを出しました。
韃靼そばはポリフェノールを多く含み、身体に好いとされ、今、何かと話題のそばです。初めて触りました。そばとつなぎの割合が6対4なのでいつもと勝手が違い、うどんのような感触を残しながらのそば打ちで、目を見張るような黄金色をしています。

ところでデモ打ちを見物している方たちは様々です。ジッと食い入るように見ている人、いろいろな質問を投げかけてくる人、直ぐ近くまで寄ってきて触りたそうな子供たち。何だかただならぬ気配を感じて顔を上げると「あれ~、久しぶり~」知り合いが見ていました。デモは緊張しますが、楽しい時間でもあります。

4日間で3,000食を売り上げたと聞き、腰の痛み、足のむくみも少し和らいだようです。主催者側ではこの催しは和食につながるものとして2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでは続ける意向を示しました。
東京での初めてのそば祭り、何とか根付いてほしいと強く思った4日間でした。

平成28年6月20日
日本橋そばの会
会長 横田節子

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