会長日記 都会の秋景色

2016-11-09

季節感に乏しい都会でも気を付けてみると秋になったことが感じられます。
人形町表通りにある老舗の和菓子屋さん「壽堂」。大きな暖簾が目印でショウーウインドーには数々の和菓子が並び、季節を先取りした美しい店先になっています。今日は「柿の練り切り」が飾ってありました。ここは「黄金芋」というお菓子が有名な店で、私はいつも実家に帰る時はこのお菓子を買っていきました。まだ祖母が元気でいたころ、この黄金芋が大好きで、本当のお芋と思っていたらしく、「甘くて美味しい」とうれしそうに食べていました。私たちも「そうね、美味しいね」と言ってみんなで食べていたのを懐かしく思い出します。

11月になると明治座前のイチョウ並木も少し色付き始め、そしてたくさんの銀杏が実り、早朝に浜町公園を散歩する近所の方たちはこれを楽しみにして拾っているようだと聞きました。茶碗蒸しに入っている銀杏は私も大好物ですが、強烈な匂いを放つ銀杏を洗って干さなければ美味しい銀杏はできません。もう少し時間に余裕ができたら私も拾おうかなと思います。 さて新そばの便りが北の方から順番に聞こえてきますが、人形町でも蕎麦屋さんの店先に新そばの看板を見かけました。北海道産、秋田産の新そば、楽しみな季節になってきました。散歩道にある蕎麦屋、「花乃蕎麦」は女性店主の店で、小柄な方ですが凄いエネルギーを秘めていて、思い立ってそば打ちの修業をし、直ぐにここに店を出したそうです。今日は定休日なので中に入れませんでしたが近々に行こうと思います。
そういえば我が家にいる18歳の老猫カキさんもここのところすっかり冬毛になり心持ちふっくらとしました。夏の間は老体をフラフラさせながら涼しい場所を選んで寝ていましたが、今は暖かい所を探して寝ています。人間でいえば90歳、今年の夏もようやく乗りきったようです。「頑張れカキさん!」 今年も2カ月を切りました。ああどうしよう。やり残しはないか、何か気ぜわしいこの頃です。

平成28年11月6日
日本橋そばの会
会長横田節子

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