爽やかな 5 月の風の中、「第五回八溝そば街道そばまつり」が 16 , 17 日に栃木県那須烏山市で催されました。前回より場所を変え、広いスペースでのそば祭り、近隣のそば屋さんや地域の特産物が並び、大勢の人で賑わいます。
私たちは、今回でイベント出店は最後という、高橋邦弘先生のお店「達磨」(広島)のお手伝いに行ってきました。
ブースに到着したのは 9 時過ぎ、もうお客さんは長蛇の列になっており、大急ぎで決められた場所につき仕事を始めました。今回私は薬味盛り担当、ひたすら葱、辛味大根、山葵を決められた通り薬味皿に盛る係です。葱は箸で整えてこんもりと、辛味大根は小さなぼたん雪のように、そしてワサビはポトンと落とすように盛り付けます。もう最後かと思うとジーンとしたり、山葵でツーンときたり勝手に楽しんでいました。
思い起こすと平成 16 年の「今市そば祭り」からのお手伝い、今年で 11 年目になります。その間にも大勢のお弟子さんともお近づきになりました。皆さんは礼儀正しく親切で、たくさんのことを学ばせて頂きました。配膳の仕方、つゆ盛り、薬味の盛り方など、忙しくても 一つひとつ 手を抜かず丁寧に作業をすることは素人の私にとっては良い経験になっています。丁度パリでお世話になったお弟子さんたちも来ており嬉しい再会もありました。二日間とも大盛況であっという間に完売です。
場所を変えての最後の打ち上げは、達磨さん一行と地元の皆さまとの交流もありいつまでも盛り上がっていました。私も 高橋先生と 写真を撮ったりお話を伺ったり楽しいひと時を過ごしました。
もうすぐ、 「達磨」さんは広島から九州の大分に移り、今までとは少し違う形態のお店を開きます。きっとまた人気の店になることでしょう。開店を聞いたら私もぜひ行ってみたいと思いました。

八溝そば祭り

八溝そば街道そばまつり

平成 27 年 5 月 27 日
日本橋そばの会
会長 横田節子

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