通称「そば打ち甲子園」と言われている「全国高校生そば打ち選手権大会」が8月21日に東京都中央区で催されました。
今回私は初めてスタッフとして参加、慣れない司会ですが、高校生のそば打ちが見たくてワクワクしていました。
前日、準備のため会場に行くと、もう高校生たちは会場の下見に来ていました。凄い!気合いの入れ方が違いました。
さて当日、可愛くもあり凛々しくもある選手たち、日頃の認定会とは空気が違いました。私も気を引き締めて「元気よく、選手の邪魔にならないように、自分も楽しむ」と言い聞かせ、ナリオと格闘しながら頑張りました。
今年で5回目の選手権ですが、初回の出場校は5校、前回は11校です。そして今年は倍以上の26校が参加。それには学校側の取り組み、担当の先生方の指導、それから何といっても地域のそば打ちの皆さんの努力があります。貴重な時間を割いて高校生を指導し、ここまで来たとつくづくありがたく思いました。また高校生たちも地域、家族の応援を受け、夏休みを返上して猛練習をしてきたと伝わってきました。
思いの外大きな大会になり、各地からのテレビ取材も多数、思い通りできた人、失敗してしまった人、悲喜こもごもと思いますが、良い夏休みの思い出になったことは明らかでした。
子供が、孫が、一心にそば打ちを練習し、そのそばを毎回食べていた親御さん、祖父母方々の笑顔が浮かび、「美味しいよ」「頑張れ」という声が聞こえてきた大会でした。

平成27年8月31日
日本橋そばの会
横田節子

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