各地のそば打ち仲間が集まる山中湖合宿に飛び入り参加をさせてもらいました。
日頃は学生が使っている研修所で二泊三日の合宿、厳しいと聞いていたので緊張です。
一日目、早朝打ち場に行くともう皆さんは真剣にそば打ち、パワーがみなぎっています。
私は最初 から遅れをとってしまい焦りましたが 、 何とか仲間に入れてもらいそば打ちをしました。
さて、今回のテーマは「のし」です。まずは正確な「四つ出し」と「にく分け」が
できるようにする。そうすれば「のし」はスムーズになるはずというわけです。
講師の理論は分かってもなかなか思うようにはならず 、 何回もやり直して練習しました。
お互いにアドバイスをしあい、交流をしながら研鑽をするといういい雰囲気も次第に
感じられるようになっていきました。

早朝からの練習でへとへとになって食べる昼食の賄そばは毎回工夫をこらして当番が作ります。
温かい花巻蕎麦、カレー蕎麦、卵とじ蕎麦、冷たい菜の花蕎麦、おろし蕎麦と厳しい中での
楽しみの ひとつでした。
楽しみといえば毎朝湖畔に行き富士山を眺め、いい空気を吸ってリフレッシュをしました。
すると 二日目の朝、富士山の山頂は雲一つなくスッキリ、湖面にはくっきり、
逆さ富士が映っていました 。実物を見たのは初めてで感激しました。

何十年ぶりでしょうか学生気分に戻り二泊三日の合宿も毎日違うカリキュラム編成であっという間でした。
そば打ちでは学ぶことが多く、新たな交流も生まれ、贅沢にも毎日富士山をながめ、
なんとも充実した合宿に行ってきました。

平成 27 年 4 月 20 日
日本橋そばの会
会長 横田節子

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