そば打ちも長いことしていると様々なところでデモ打ちをしますが、今回は東京のラジオ局、ニッポン放送でデモ打ちです。
6月16日から4日間、東京の代々木公園で開催される「大江戸和宴」のPR活動にと急遽駆り出されました。「ラジオ局?意味わからん」と言う人がいて、少しショゲましたが、「まあいいや」と準備に取り掛かりました。私が一番気になるのはそばを茹でる場所で、オフィスの給湯室と聞き、心配なので前日に下見に行き確認をしました。
さて当日、勇ましいそば打ち女子3人は少し緊張をしながらラジオ局へ、直ぐにたくさんの人の行き交うエレベーター前で支度をしてそば打ちを始めました。オフィスの中でそばを打っても誰も不思議がらないのがとても不思議でした。最初の打ち合わせでは20人分でしたが、だんだん増えて40人分になり、結局用意した器の50人分を振る舞いました。
昼の番組担当のディスクジョッキー高田文夫さん、松村邦弘さんにそば打ちを見てもらい、試食をしてもらってリスナーに伝えるというPR作戦はうまくいったのかどうかは分かりませんが、昼時になり、社員の方達にも振る舞って喜ばれたのが良かったと思いました。
芸能人がいたのかどうかはバタバタして気が付かず、それが少し残念でしたが、貴重な経験をさせてもらいました。こんなことは二度とないと思います。午後2時過ぎに終わり、東京の真ん中、皇居のほとりのオープンテラスでお茶をする3人はミスマッチといえばミスマッチですが、当人たちは爽やかな風が吹く昼下がり、コーヒーとケーキでしばし蕎麦談義を楽しみました。

平成28年6月10日
日本橋そばの会
会長 横田節子

コメントは利用できません。