今、江戸ソバリエの上級者コース「江戸ソバリエ・ルシック認定講座」を受講していますが、 上級コースだけあって高いハードルです。 ①座学を受講して論文を提出する、②手打ちテストを受ける、③食べ方コンテストに参加する、 の三つを通過しなければならないことになっています。 でも、皆さんは熱心で、北は北海道、南は広島からいらしているようです。 ほんとうに「おそばってすごいな」と思います。
まずは耳学(座学)です。1日目は農水省のそば担当者、大学の先生、そば栽培農家の講義を聴講しました。 難しくて頭が痛くなりましたが、最近のそば事情や科学的に検証するそばが大変面白く感じられました。 2日目はおそば屋4店主のお話でした。それぞれがタイプの違うそば屋さんで、 老舗としての品格を重んじる店主、脈々と弟子にそば打ち技術を繋いでいく店主、 そばをアートの世界と融合させている店主、これからのそば屋を実践している店主と、 凄い方たちで何か熱い塊のようなものに圧倒されてしまいました。
折しも丁度京都にそばを食べに行く機会があり、そこでもご店主から京都のそばを根付かせる苦労と喜びを聞かせていただき、 一言一句が刺さりました。アマチュアの私は美味しいとされるそば粉でそばを打って、手順通りに作ったつゆでそばを手繰り、 満足していますが全く次元が違いました。 当たり前で今更と思うのですが改めてのプロの凄さを知りました。
さて、次は論文の提出です。きっと皆さんは中身が濃いのでしょうね。 私は何を書こうかまだ決まらずうろうろしています。
平成28年3月10日
日本橋そばの会
会長 横田節子