ピッカピカの料理室で 4 月初めての研鑽会がありました。
社教の料理教室がリニューアルされ、その期待のためでしょうか、集合は 9 時半なのに、私を含め皆さんもいつもより早めに来られました。料理室内は最新の調理台に変わり、全て新しい調理器具と、使い勝手が良さそうです。

以前、旧料理室でそばの出店をした際、調理台、シンク、ガス台がフラットにならず、 テーブルとして使い辛い時がありました。今回はシンクも IH クッキングヒーターもカバーをすると一面になり、きれいなテーブルに早変わりをします。これで秋の文化祭の出店は見栄えが良いそば屋になりそうです。
そして、食器棚にはそば猪口がズラリと並んでいました。他の料理クラブさんは使うか なあと思うと社教のお心遣いに感謝しました。

さて今日の自分のテーマは・・・・・・。
4 月下旬に開催される江戸ソバリエ・ルシック認定講座「手学テスト」で使用されるそば 粉の試し打をしました。私はその「手学テスト」の審査員をさせていただくことになっており、粉の状態や加水量を知りたいので、前もって粉を頂きました。品種はキタワセの胴搗きだとか。微分で打ちやすそうです。そして良い機会なので、認定会や大会に参加することから遠のいている今の私が 40 分で打つことができるが試してみることにしました。

一人緊張してストップウオッチのスタート。初めての粉なので慎重に加水をして様子を みました。少し固めかなと思いましたが、まとめてこねの作業に進みました。慎重になり結局こね鉢の作業は 14 分もかかってしまいました。少し焦りながら地のし、丸のしと進めていくと少し硬いのでどうしても延しに時間がかかってしまいます。

こんな時、逆に柔らかとこれはまた力の入れ具合を調整しなくてはならず難しい作業に なり、加水量の多い少ないは最後まで引きずってしまいます。
残り 10 分で切りに、厚さは 1.5mm くらいなのでそれに合わせ切らねばと思っても若干太 くなりがち、マッチ棒のように真四角にエッジを立てて、切るのは難しい。ギリギリ 40 分 で終了。どっと汗は出るし、クラクラしました。
でも、久しぶりのこの緊張はいい刺激になりました。これがそばを打つ歓びでしょうか。

平成 28 年 4 月 10 日
日本橋そばの会
会長 横田節子

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