Archive for the ‘そばだより’ Category

三段位合格 いしくんのひとりごと

2020-10-05

2020年9月20日に全麺協研修センターで行われた全麺協そば道段位認定会にて三段位に認定されました。二段位から三年半以上ぶりの段位認定会でした。
会場は、感染防止対策をした上での実施です。開会式から合否発表、閉会式はなく、受験者は受験時間に合わせて行き、終われば速やかに帰り密を避けています。一度に4人ということもあり受験者同士の間隔も十分、窓も開けられ3密にならないよう配慮された新しいやり方です。

3月に受験予定でしたが新型コロナウイルス感染者増加により中止となっていました。自宅で練習は続けていましたが7月に認定会の連絡が来たときには認定会に出ることを迷いました。
迷いは、1人で練習していても時間は縮まらず、この打ち方で良いのか、姿勢は悪くなっていないかと不安からです。
ようやく確認してもらったのは認定会まで1か月を切った8/30。初めて審査時間の40分を切れましたが練習ではこの時だけでした。やはり人に見られる緊張します。本番で手が震えなければ良いけど。

試験に向かう電車の中で時間内に終わらせるにはどうしたらよいか?考えました(今更か!)。やはり「のし」が問題という結論になったので、のしは「大きく、大きく」を改めて思い出しました。
昨年末に一度、研修センターに行っていましたが曲がり角を間違え「あれっ無い」一つ先まで行ってました、というのは内緒です。

今回は、衛生検査で手の震えは出ず助かりました。
のしでは隣の受験者に比べ遅れていることに気付き、もっと加水すべきかと頭をよぎりましたが練習した自分を信じることに。練習ではタイマーをカウントアップで見ていたのでカウントダウンに戸惑いました。少しオーバー気味かというところでまとめました。もう1振りだったか少し固い。
菊練り、挙手して見せるのは無しでしたがきれいなひだができるようになりたいな。
四つ出しは少し小さめながら許容範囲。のしは「大きく、大きく」と頭で唱えながら、電車内で何度も思っていたので本番で思い出せたようです。
カウントダウンのコールがされる中、片づけ中は1人「終了」のコールで終了宣言となりました。

今回の受験に向けては今までになく、ほぼ毎週練習をしました。ギリギリ感はありますが練習は嘘をつかないと感じました。試験後に直すと言われているところがありますので、まだそば打ちは続きます。

最後になりましたがご指導いただいた方々、受験に向け配慮をしていただいた方々ありがとうございました。

新年のご挨拶

2020-01-01

  新年 明けましておめでとうございます

       今年も皆様のご多幸をお祈りいたします

 

昨年は、地球温暖化による、世界規模の天候不順が起き、残念なことに日本でも大きな災害をもたらしました。場所によっては、蕎麦の収穫にも大きな影響が出ました。

今年は、東京オリンピック、パラリンピックのある年です。色々な国の人が集まります、国際的にも日本の蕎麦文化を広めたいです。そのためにも今年も皆様と一緒に楽しく、そばを打ち、友好を深め、そして、広めていきましょう。

今年も、良い年でありますようにお祈り申し上げます。

 

令和2年 元旦

              日本橋そばの会

               会長 兼城 健

新年のご挨拶

2018-01-01

明けましておめでとうございます
良い年でありますように
皆様のご多幸をお祈り申し上げます
今年も 「蕎麦」の文化に親しみ それを通じて人と人との輪を広げ
楽しく 蕎麦を打ちましょう
皆様のそれぞれのペースで蕎麦打ちの研鑽をし
美味しい食べ方を研究し
お互い 気楽に交流を深めたいと思います
今年もよろしくお願い申し上げます

平成30年 元旦
日本橋そばの会
会長 兼城 健

さざんか

2017-12-31

「さざんか さざんか さいたみち

たき火だ たき火だ おちばたき」

 

師走になりますと、季節感の乏しい都会の片隅にもひときわ鮮やかなさざんかが咲いています。そんな光景を見ていますと、子供のころに歌った童謡を思い出します。

「さざんか さざんか さいたみち たき火だ たき火だ おちばたき」

私の中では、師走とさざんかが重なっているようです。

それにつけても年々、月日と時間が経つのが早くなって困りますね。

 

「 2017 年」― 私は何をしたのでしょうか。

まずは、慌ただしさに紛れて大好きなそば打ちがあまりできなかったことは、猛省です。

それでも、そばを通じてたくさんの出会いがありました。これには感謝です。

とくに、今までそばとあまり縁のなかった若い方たちや、外国の方々ともお話をする機会に恵まれましたことはいい体験でした。

そばと縁のなかった若い方たちやそばよりうどんを食べていた人たちから、「そばってこんなにおいしかったの?」という嬉しい言葉を聞かされました。

そして、そば打ちを初めて見て、体験し、恐る恐る食べてみる外国の人。でも、食べた後は必ず笑顔になっていくのが、殊の外嬉しく感じました。

 

私は、こんなそばファン作りがとても楽しいのです。だからずっとそばに関わっているのだと思います。もちろん、これからも関わりは続けていきたいと思います。

 

さて、今日は大晦日。今年ご縁のあった人たちに感謝をしながら、極上のそばを打ちましょう。

 

平成 29 年 12 月 31 日

横田節子

 

土三寒六常五杯

2017-12-15

これでもか! と渾身の力を延し棒に伝えて延してもツツゥーと戻ってしまううどん生地、何度練習しても満足のいくうどん打ちができず、難しい。
昨年、仏料理学校ル・コルドン・ブルーからの依頼で日本料理教室のそば打ち講座の話を頂き、良い経験をしましたが、今年も嬉しいことにご案内を頂きました。でも内容を見て気分が一瞬で曇りました。今回は 11 月にそば打ち講座、 12 月にうどん打ち講座がセットになっているのです。
さあ困った、うどんは自信がない。一人悩んで周りに相談すると「うどんは簡単じゃない?」と笑いながら言い放つのです。
確かに簡単そうではありました。以前うどん打ちの達人から 2 度ほど習いましたが、その時は楽しく、達人のサポートの下に美味しいうどんを作りましたが、技術の習得はおろか何も覚えておりません。
今回は講座ですからまず受講生の前でデモをして、質問に答えて、最後は教える…。と一連の流れを講師らしくこなさなければなりません。
どうしようか悩んだ末、まずうどん教室に通いました。教室に行っても習う目的は講師がどのように教えるかをしっかり覚えるつもりでした。でも数回しか通えず、中途半端な習得になってしまい、あとは自己練習のみ。資料については、幸い一緒に行ってくれるスタッフが本を貸してくれたり、文献をコピーしてくれたりしてたくさん集まりました。うどんの歴史、文化、科学的な事など、資料を読んでいくうちにうどんについてうすぼんやりしていた知識が少しずつはっきりしてきました。
讃岐では「土三寒六常五杯」 ― 最初に印象に残った言葉です。これは塩水を作る加減を言い表した言葉で、「塩 1 に対して土用 ( 夏 ) は水 3 杯、寒 ( 冬 ) は 6 杯、常 ( 春秋 )5 杯の割合にする」としています。夏は濃い塩水で、冬は薄めでという事、現在の塩は塩分が濃いのでこの割合ではないのですが、この言葉のようにうどん打ちは打つことの技術より季節によっての塩と水の割合、寝かし方で出来上がりが違い、その見極め技術が美味しいうどん作りには重要という事が分かってきました。
さて、俄作りの知識を頭に詰めて講座に突入しましたが、実習ではやはり延しで苦労しました。まだまだ到達地点は遠いようです。切り揃えたうどんをバットに入れる作業をもう少しスムーズに、そしてうどんらしい美しい並べ方を練習しよう、今後の課題です。


 
興味津々の生徒さんたちはアジア系の若い人たちで元気いっぱい、そば講座でも一回会っているので親しみやすく英語、日本語、中国語が入り混じる楽しい講座になりました。この「土三寒六常五杯」をボードに書いて説明すると皆頷いて聞いていました。生徒さんたちは半年をかけて日本料理を学んでいるので出汁についても理解が深く、今回私が作った讃岐うどん風の出汁の煮干しも混合削りも、白醤油も全部知っていて「煮干しがいい味ね!」と、感想を教えてくれたのには驚きました。実習での足踏みは楽しそうに、延しは苦労して、切りは真剣に挑戦していました。

講座は午後 3 時半から始まり 9 時半までと長い時間に渡るので、私たちもそれなりに疲れました。帰り道、代官山駅のプラットホームで私たちは今日の講座の感想を話しましたが「仲良くなったあの生徒さんたちとはもう会えないね」と一人がつぶやくと「でもあの生徒さんたちは一生今日の事は忘れないよ」と一人が言いました。私はその言葉を聞いた時、胸の何かがストンと落ちていきました。そうだ 、 私はこういう形で日本のそば・うどんを世界に紹介しているのだと分かりました。
平成 29 年 12 月 7 日
日本橋そばの会
横田節子

« Older Entries

Copyright© nihonbashi-soba.org All Rights Reserved.

日本橋そばの會