東京のそばの名店「かんだやぶそば」が今月20日営業を再開します。昨年2月に半焼、
多くのファンが心配し、そして心待ちにしていた店の再開。
私は運よく開店準備ゲストトレーニングという催しに行く機会を得ました。

新しい店は東京の一等地だというのに2階建で、しかも外からは平屋に見える贅沢さ、
庭も残し新しさと伝統をマッチさせた店構えでした。
店にはいるとおなじみの掛け声も耳に程よく響き、「ああ、やぶそばだわ~」と感激しました。

テーブルに座るとお品書きが置いてあり、お飲み物、一品料理、数種のおそばが
以前どおりかいてありました。皆で「いろいろ頼もうよ」と、本当にいろいろ頼みました。
お酒も入りすっかりいい気持ちに、本来蕎麦屋に行ったら長く居てはいけないと
教わっているのについつい和んでしまう、ダサいね。
「さあそばを頼もうっと」、私は牡蠣そばを注文、美味しくいただきました。

さて、店側はこれら全部を無料で振る舞いました。開店トレーニングなんだそうです。
「えっ!」しかも10月4日から19日まで13日間ずっと振る舞うのだそうです。
江戸っ子ってこんな椀飯振舞をするものなんだと改めて驚きました。
「凄いなあ、江戸の粋ってこういう事か」。
ここに本物の江戸が残っていることを確認し、この場に居合わせたことに感謝しました。
湯葉 湯葉 のり のり 鴨おかめ おかめ 蠣

平成26年10月6日
日本橋そばの会
会長 横田節子

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