日本橋には七福神がいらっしゃいます。
笠間稲荷神社(寿老神),末廣神社(毘沙門天)、小網神社(福禄寿)、椙森神社(恵比寿神)、室生弁財天・水天宮仮宮(弁財天)、松島神社(大国神)、茶ノ木神社(布袋尊)です。
「七福神への信仰は、室町時代より始まったと言われ五百年にわたって日本人に受け継がれて、年々盛んになっております。」と七福神めぐりのパンフレットに書かれていました。
確かに盛んになりました。元旦には近所の氏子さんとは少し違う感じの方々が参拝に来られ、一時期は日本橋のデパートが各所にのぼりを立てて参拝客を案内していました。
成人の日辺りまではどこの神社も行列で、地元の人間は割り込むすきもありません。
お正月、ご馳走を食べ過ぎた身体には七福神めぐりは程好い運動になりますし、下町を散策しながらお土産を買うのも楽しみの一つなのかもしれません。
しかし、氏子は少し違います。もちろん初詣の参拝は家族の健康や安全、商売繁盛を祈りますが、一年を通してかかわります。1月5日は初水天宮、2月の節分、初午、そして暮れのお酉さま迄、神社の行事を大切に守っています。だからこそ節目節目がきちっと決まり日々の生活が成り立っていくのだと思うのです。
そんなことを思いめぐらせていたら突然「そば会」がしたくなりました。
そば打ちを始め、打つのが楽しくてたまらない時期があり、毎年「年越しそば会」を開いていました。昼の時間帯に一年間お世話になった方々にそばを振る舞いました。そのうちにバージョンアップをして人数は少なくなりましたがそば前を出し、お酒も楽しむ「新春そば会」を開くようになりました。
ところが昨年、今年と何もしていない、年末から年始にかけて仕事が変わったり、少し体調を崩した時期があったりして計画が立てられませんでした。
最近、少し余裕が出てきたこともあり、たとえば「寒晒しそば会」、「晦日そば会」、「節分そば会」、何かしたいなあという思いが強くなってきました・・・・・・。
平成27年1月15日
日本橋そばの会
会長 横田節子