「お母さんは多分 リア充 だわ。好い趣味を持っているね」
12 月、広島県尾道市で全麺協四段位の認定会が催され、私はスタッフとしてお手伝いに行くことになりました。丁度いい機会だからと今年 4 月から広島に暮らしている娘に認定会に来ないか誘うと「分かった、行くから」と嬉しい返事が直ぐにありました。
広島は東京からはさすがに遠く、娘と会うのは半年ぶりでしたが顔つきも明るく元気そうなのでまずは一安心をしました。
後日、娘は電話をよこし、認定会会場を動き回っている私の姿を見て何を思ったのか、たわいのない話の中でリア充の話しをしました。「リアジュウ?」初めて聞く言葉に戸惑うと「若い人が使う言葉、充実した日常を過ごせる人の事を言うのよ」と説明をしてくれました。世の中の流行りとは無縁な生活をしているので知らない言葉でしたが「そう、充実ね…。」
母親にとって娘は一番可愛くて、その娘に云われたせいか、俄然幸せ感がじわ~と染み出てきました。
そば打ちも、気が付いたら 15 年、その間にはもちろん会の仲間、そして地方の大勢の方たちと出会い、お付き合いをさせていただいています。またそばが取り持ち、海外まで旅行をする機会を得てきました。
やはり私は幸せ者です。
娘の言葉のおかげで、今年は心を込めて年越しそばが打てそうです。
この幸せに感謝をしなければ。
平成 28 年 12 月 31 日
日本橋そばの会
会長 横田節子